ピカードのMHF日記

ピカードのMHF日記

ピカードによる、MHF(モンスターハンターフロンティアオンライン)の日記

知らない人

小学生…たぶん、1年生か2年生の頃だ。

 

 

 

自宅から200kmくらい離れたおばあちゃんの家に、母親と一緒にお泊まり来た時のこと。

 

自宅を出発するときには、「オモチャはいらないや。おばあちゃんの家のテレビは沢山チャンネル写るし。」と思って居た。

 

 

だが半日で飽きた。

 

 

母親や、おじいちゃんおばあちゃんに、「やっぱり、オモチャを持ってくればよかったよう。」と話した。

 

すると母親が、「しょうがねえなあ。じゃあ、お父さんに、こっちに来るときに、オモチャをもってきてもらうか。」と言った。

 

 

父親は仕事の関係で、2日遅れておばあちゃんの家に到着し、その日のウチに家族3人は自宅に帰る予定だった。

「そうか…。それじゃあ、オモチャで遊ぶのは、最後の日だけだな。」と僕は思っていた。「でも、それでもまだいいな。」とも思ったし、ちょっと「その最後の日だけのために持ってきてもらうのも悪いなあ」とも思ってた。

 

「じゃあ、家に電話しなよ。お父さんに、どのオモチャ持ってきてもらいたいかいっときなよ。」と母親。

 

 

僕は早速夜になったら、ジーコジーコとダイヤルを回して、自宅に電話をした。

 

 

父親が電話に出た。まあ当たり前だ。家には父しかいないんだから。

事情を話すと、「ああ、いいよ。」と言ってくれた。

「どのオモチャをもってくるんだ。」

「えっとねえ、●●●のロボ。」

「はいよー。」

「あ、□□も持ってきて。」

「ああ、いいよ。明後日になるけど、いいんだな?」

何度も、「明後日だけど」と念を押されたのを覚えている。母親にも、おじいちゃんにもおばあちゃんにも聞かれた記憶がある。

 

 

翌朝。

 

朝ご飯を食べて、歯を磨いた後、毎日のお手伝いだった玄関掃除をしようとして、ほうきを手に玄関の扉を開いた。

 

 

すると、見たことのない若い男性が立っていた。

 

黒い帽子。

黒いシャツ。

黒いジーンズ?

 

 

「あ、お客さんかな?」

と思った僕は、玄関から台所の方へいき、

「おじいちゃん、誰か来たよ。」

と言った。

 

おじいちゃんが「なんだい…だれだい…?」と重い腰を上げて立ち上がるのを見て、僕はまた玄関へ戻ると、

その男性が、両手で幅1m位の細長いダンボールを持っていて、それを玄関先にぱっと置くと、そのまま外へ出て、ピアノ教室(敷地内に、おばあちゃんの開いているピアノ教室がある)の方へ走っていった。

 

 

僕があっけにとられているウチに、男性の姿は物陰へ。見えなくなった。

ふとダンボールを見ると、中には僕のオモチャが殆ど全部入っていた。

父親に頼んだものも、頼んでいないものも。

 

 

あれ?

2日後に、父親がもってくるのでは?

なんで今?

なんで全部?

そしてあの人はだれ?

 

 

沢山はてなマークを頭に浮かべながら、母親やお爺ちゃんに見たことを話すと、

「きっと、お父さんが、会社の後輩に、持って行くように頼んだんだよ。」

と言って取り合ってくれなかった。

 

 

会社の後輩って。

だってここ家から300km離れてるんだぜ。

それはないでしょう。

 

 

小さい僕も流石にそう思ったが…。

そこは素直な小学校低学年。「そうなのかなー」とか思って流してしまった。

父親がやってきたときに、同じ事を訊いたが、誤魔化された記憶がある。

 

あれはなんだったんだろうな。